2026年の賃上げで年収は上がる?転職で確実にアップさせる動き方

年収アップ




「2026年も賃上げのニュースが続いているけれど、うちの会社は本当に上がるのかな?」——そんなモヤモヤを抱えている人は少なくありません。春闘の満額回答や大手の賃上げ率が話題になる一方で、「自分の手取りは思ったほど増えていない」という声も根強くあります。この記事では、転職検討中のみなと(35歳・SaaS営業)の素朴な疑問を起点に、ユウタ(42歳・転職成功経験者)の実体験と、りこ先生(CDA・キャリアアドバイザー)のデータ解説で、2026年の賃上げで年収は本当に上がるのか、そして転職で確実にアップさせるにはどう動けばいいのかを整理します。

2026年の賃上げで、あなたの年収は本当に上がるのか?

みなと(読者代表・35歳)
みなと
ニュースを見ると「今年も大幅賃上げ」ってやってるじゃないですか。でも正直、僕の給与明細を見ても劇的に増えた感じがしないんですよね…。賃上げって、みんな一律に上がるものなんですか?それとも会社によって全然違うんですか?
ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
その感覚、めちゃくちゃ大事だよ。僕も前職にいた頃は「世の中は賃上げ賃上げって言うのに、自分の口座に入る額は数千円しか変わらない」ってずっとモヤモヤしてた。賃上げは「平均」で語られるから、実感とズレるんだ。実際に僕が年収を大きく上げられたのは、社内の昇給じゃなくて転職して環境ごと変えたときだった。ここは冷静に見分ける必要がある。
りこ先生(CDA・キャリアアドバイザー)
りこ先生
整理しましょうね。報道される賃上げ率は労働組合のある大企業を中心とした平均値であることが多いの。つまりその数字が全員に等しく当てはまるわけではないということ。あなたの年収が実際に上がるかどうかは、①勤め先の業界と規模、②昇給がベースアップなのか一時的なものか、③社会保険料や税金による目減り——この3つで大きく変わってくるわ。順番に見ていきましょう。

賃上げしても「手取りが増えた実感がない」理由

みなと
みなと
そうそう、それが不思議で。基本給は少し上がったはずなのに、手取りはほとんど変わってない気がするんです。これってどういうカラクリなんですか?

定期昇給とベースアップ(ベア)は別モノ

りこ先生
りこ先生
まず押さえてほしいのが「定期昇給」と「ベースアップ(ベア)」の違い。定期昇給は、年齢や勤続年数に応じて毎年少しずつ上がる仕組みで、賃金テーブルそのものは変わらないの。一方ベアは、テーブル自体を底上げすること。ニュースで話題になる「◯%賃上げ」には、この2つが合算されて語られることが多いのよ。だから「定昇分(もともと上がる予定だった分)」を除くと、純粋な上乗せは思ったより小さい、というケースが起きるの。
ユウタ
ユウタ
僕も昔は「定昇もベアも同じ賃上げでしょ」って思ってたけど、全然違うんだよね。定昇は放っておいても上がる予定だった分だから、それを「今年は頑張って賃上げしました」と言われても、実質のプラスは薄い。ここを見抜けると、自社の待遇を冷静に評価できるようになる。

社会保険料と税金で「増えた分」が目減りする

りこ先生
りこ先生
もうひとつが税金と社会保険料ね。給与が上がると、健康保険・厚生年金・所得税・住民税もそれに応じて増えるの。だから額面(総支給)が増えても、手取りの増え幅はそれより小さくなるのが自然なのよ。額面で月1万円上がっても、手取りベースだと数千円ということは珍しくないわ。「実感がない」のは気のせいではなく、構造上そうなっているの。
みなと
みなと
なるほど…!定昇分を差し引いて、さらに税金と社保で削られるから、実感が薄いんですね。ずっと自分の勘違いかと思ってました。ちょっとスッキリしました。

賃上げの恩恵は「業界・企業規模」で大きく差がつく

みなと
みなと
じゃあ、そもそも「大きく上がる会社」と「ほとんど上がらない会社」があるってことですか?だとしたら、どこにいるかで人生変わっちゃいますよね…。

賃上げ率が高い業界・低い業界がある

りこ先生
りこ先生
そうなの。賃上げは業績が好調で、人手不足が深刻な業界ほど積極的になる傾向があるわ。人材の獲得競争が激しい業界は、給与を上げないと人が集まらないから、待遇改善のスピードが速い。逆に、価格転嫁が難しく利益率が薄い業界は、賃上げしたくても原資が足りず後回しになりやすいの。「同じ努力でも、いる業界によって年収の伸びしろがまったく違う」——これは転職を考えるうえで見逃せない事実よ。
ユウタ
ユウタ
これは本当に痛感した。僕は同じ「営業」という仕事のまま、伸びている業界の会社に移ったら、それだけで年収のベースが変わった。職種は同じでも、業界を変えるだけで給与水準が一段上がることがあるんだ。頑張りの量じゃなくて「どの土俵で戦うか」の問題なんだよね。

中小企業では賃上げが後回しになりやすい

りこ先生
りこ先生
企業規模による差も大きいの。大企業は原資に余裕があり、労働組合の交渉力もあるので賃上げが進みやすい。一方で中小企業は、取引先への価格転嫁が難しいと、賃上げの原資を確保しづらいという構造的な事情があるわ。もちろん好待遇の中小もたくさんあるけれど、「賃上げの波が自社に届くまで待つ」戦略は、環境によっては時間がかかりすぎる可能性がある——ここは冷静に見ておきたいところね。

「今の会社の賃上げを待つ」より転職が確実な理由

みなと
みなと
うーん、聞けば聞くほど「うちの会社の賃上げを待ってていいのかな」って不安になってきました。転職したほうが早い、ってことなんでしょうか?

転職の年収アップ幅は、昇給1回分を上回りやすい

ユウタ
ユウタ
数字で考えるとわかりやすいよ。社内の昇給が年に数千円〜1万円ずつだとすると、100万円上げるには何年もかかる。でも転職なら、一度の決断で年収レンジそのものがジャンプすることがある。僕の場合、社内で数年かけて積み上がるはずだった額を、転職1回でまとめて実現できた。もちろん誰でも上がるわけじゃないけど、「待つ」より「動く」ほうがスピードは速いケースは多い。
りこ先生
りこ先生
補足すると、転職市場では「現年収」ではなく「その人のスキルの市場価値」で年収が決まるの。だから、今の会社で低く評価されていた人ほど、正当な市場価値で評価される会社に移ると伸び幅が大きくなることがあるわ。社内の賃金テーブルは、外の市場価値より遅れて動くもの。この「ズレ」を埋める最短ルートが転職、というわけね。

賃上げムードは転職市場も活発にする

りこ先生
りこ先生
そしてもう一つ大事なのが、賃上げムードのときは、企業が人材獲得のために好条件の求人を出しやすいということ。人手不足の業界ほど、より高い提示年収で経験者を採ろうとするの。賃上げの波は「社内で待つ」だけでなく「求人の条件」にも表れる——だからこそ、この局面は転職で年収を上げる好機になりやすいのよ。

賃上げ局面で年収を確実に上げる転職の動き方

みなと
みなと
やる気は出てきました。でも「確実に上げる」って、具体的にどう動けばいいんですか?闇雲に応募して、逆に年収が下がったら怖いです。

ステップ1:自分の市場価値を先に測る

ユウタ
ユウタ
最初にやるべきは「自分がいくらで売れるか」を知ること。スカウト型のサービスに職務経歴を登録すると、どんな企業から・いくらくらいのオファーが来るかで、今の市場価値がざっくり見える。僕はこれで「思ったより高く評価されてる」と気づいて、自信を持って動けた。ハイクラス向けのスカウトサービスに登録して、まず相場を掴むのがおすすめだよ。

ステップ2:年収レンジの高い業界・職種へ軸をずらす

りこ先生
りこ先生
次に考えたいのが「どこで戦うか」。同じスキルでも、賃上げが進む業界や人手不足の職種に軸をずらすと、提示年収の水準そのものが上がるわ。まったく畑違いに飛ぶのではなく、今の経験が活きる「隣の業界」を狙うのが現実的。営業なら成長業界の営業へ、事務なら需要の高い管理部門へ——といった具合ね。転職エージェントに「年収を上げたい」と伝えれば、レンジの高い求人を優先的に紹介してもらえるわ。

ステップ3:内定後の年収交渉を必ず行う

ユウタ
ユウタ
最後に絶対やってほしいのが年収交渉。「提示された額をそのまま受ける」のではなく、根拠を持って希望を伝えるだけで、上乗せされることがある。自分で言いづらければ、エージェント経由で交渉してもらうのが賢いやり方。僕もここを担当者に任せたら、想定より上の額で決まった。交渉に強い転職エージェントを味方につけておくと、この一手が効いてくるよ。
みなと
みなと
①市場価値を測る→②戦う場所を選ぶ→③交渉する。この3ステップなら、自分でもイメージできます。特に交渉はエージェントに頼めばいいって知って、ハードルが下がりました。

賃上げを追いかけた転職で失敗しないための注意点

みなと
みなと
逆に、賃上げに釣られて転職して「失敗した」ってパターンもありそうで…。気をつけるべきことってありますか?

額面より「トータルの手取り・待遇」で比べる

りこ先生
りこ先生
大事な視点ね。提示年収が高くても、賞与の割合が大きく業績次第で変動するケースや、残業代が固定残業として含まれているケースがあるわ。額面だけを見て飛びつくと、実際の手取りや働きやすさで期待外れになることも。「基本給・賞与・手当・福利厚生・想定残業」までまとめて比較するのが鉄則。内定時の労働条件通知書は、隅々まで確認しましょうね。

賃上げだけを理由にした勢いの転職は避ける

ユウタ
ユウタ
あと、「年収さえ上がればどこでもいい」という勢いだけの転職は危ない。お金は上がっても仕事内容や社風が合わなければ、結局また辞めたくなる。僕がうまくいったのは、年収アップを軸にしつつも「ここでなら成長できそうか」も一緒に見たから。年収は大事な条件のひとつだけど、唯一の条件にはしない——このバランスが長続きのコツだと思う。
りこ先生
りこ先生
その通りね。賃上げは「動く動機のきっかけ」にはなるけれど、判断基準そのものは自分の中に持っておくのが理想。年収・仕事内容・働き方の3つで優先順位をつけておくと、目先の額面に惑わされずに選べるわ。焦らず、でも機を逃さず——この局面はそういう姿勢が一番うまくいくのよ。

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まとめ

2026年の賃上げは確かに追い風ですが、その恩恵が自分の手取りに反映されるかは「業界・企業規模・昇給の中身・税負担」次第で大きく変わります。報道される賃上げ率はあくまで平均値であり、定期昇給分を差し引き、社会保険料や税金で目減りすると、実感が薄くなるのは構造上自然なことでした。だからこそ、社内の賃上げをただ待つよりも、①スカウトで自分の市場価値を測り、②年収レンジの高い業界・職種へ軸をずらし、③内定後にきちんと年収交渉する——この3ステップで動くほうが、確実かつスピーディに年収を上げられるケースが多いのです。注意点は、額面だけでなくトータルの待遇で比較すること、そして賃上げを唯一の理由にした勢いの転職を避けること。まずはスカウトサービスに登録して、今の自分がいくらで評価されるかを知ることから、この夏の第一歩を踏み出してみてください。

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