在職中と退職後どっちで転職活動すべき?メリット比較で判断

転職コラム

📢 応援クリックで励みになります!

にほんブログ村 キャリアブログへにほんブログ村 ライフスタイル 40代の生き方へ




「働きながら探すのがいいのは分かる。でも、もう気力が残っていない」——夜はそう考え、朝には「収入がゼロになるのは無理だ」と引き戻される。この記事では、転職を検討中のみなと(35歳・SaaS営業)の迷いを入り口に、ユウタ(42歳・転職経験者)の実感とりこ先生(CDA)の解説で、判断基準・お金の計算・空白期間の見られ方・在職中の時間の作り方を整理します。一般論の比較ではなく、あなたがどちらを選んでいいのかを決めるための材料です。

  1. 結論|迷っている段階なら在職中。ただし「先に辞める」が正解になる3つの条件がある
    1. 在職中を基本に置く理由は「収入が続くこと」より「断れること」
    2. 先に辞めていいのは「健康」「失職が確定」「学び直しが必要」の3条件
  2. 在職中に転職活動するメリット・デメリット
    1. メリットは「断れる」「ブランクが出ない」「今の会社と比較できる」の3点
    2. デメリットは時間の一点に集約される|特に面接日程がボトルネック
  3. 退職後に転職活動するメリット・デメリット
    1. メリットは時間と集中|平日日中が自由に使えるのは想像以上に大きい
    2. デメリットは「空白期間」より「焦って決めてしまうこと」
  4. お金で判断する|退職後に必要な生活費と失業保険のタイムラグ
    1. 自己都合退職は給付制限がある|最初の数か月は無収入前提で計算する
    2. 必要額は「毎月の生活費 ×(想定活動月数 + 2か月)」で置く
  5. 選考で不利になる?空白期間の見られ方と伝え方
    1. 短い空白は説明で十分|問題になるのは「長さ」ではなく「説明できないこと」
    2. 伝え方は「準備していました」より、やったことを具体で言う
  6. 在職中の「時間がない」は仕組みで解決できる
    1. 面接枠は「聞かれる前に空き時間を伝える」だけで作れる
    2. 日程調整と求人の絞り込みはエージェントに任せて往復を減らす
  7. まだ迷う人へ|3つの質問で決める
  8. あわせて読みたい関連記事
  9. まとめ

結論|迷っている段階なら在職中。ただし「先に辞める」が正解になる3つの条件がある

みなと(読者代表・35歳)
みなと
いきなり結論から聞きたいんですけど、在職中と退職後、どっちで動くのが正解なんですか?調べると「在職中が基本」って書いてあるんですけど、正直しんどくて。
りこ先生(CDA)
りこ先生
同じご質問をよくいただきます。答えは、迷っている状態なら在職中を基本に置くです。ただし「退職後が間違い」という意味ではありません。先に辞めたほうが合理的なケースは確かにあるので、後半で条件を整理します。
ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
僕は在職中に動いた側です。理由は貯金というより「気に入らない求人を断れる状態でいたかった」から。実際、条件の噛み合わない会社の話が進みかけて断れたのは、在職中だったからだと思ってる。

在職中を基本に置く理由は「収入が続くこと」より「断れること」

在職中のメリットとして真っ先に挙がるのは収入の継続ですが、転職の結果を左右するのはむしろ交渉力のほうです。今の給料が振り込まれ続けている人は、提示された条件に納得できなければ「今回は見送ります」と言えます。一方、収入が止まっている人にとって、目の前の内定は生活の再開そのものです。同じ求人を見ても、判断の重さがまったく違ってきます。

採用側もこの構図を理解しています。「すぐにでも入社できます」と答えられる状態は、機動力として評価される一方で、条件面で押し切りやすい相手とも受け取られ得ます。ここが、在職中を基本に置く最大の実務的な理由です。

ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
「退路を断って集中する」って美談っぽく語られがちだけど、実際は退路がないと妥協しやすくなる。集中力が上がるのは事実でも、判断の質は落ちる。ここは分けて考えたほうがいい。

先に辞めていいのは「健康」「失職が確定」「学び直しが必要」の3条件

とはいえ、在職中が常に最適とは限りません。次のいずれかに当てはまるなら、退職を先に決めるほうが合理的です。

  • ①心身の不調が出ている:眠れない・朝起きられない状態が続いている。転職活動より先に休むことが優先です
  • ②退職・雇用終了が既に確定している:早期退職に応募済み、契約満了が決定済み等。すでに期限が引かれており、選ぶ余地がありません
  • ③資格取得やスクール受講が必須の職種に変わる:働きながらでは時間が確保できない転換を狙う場合
りこ先生(CDA)
りこ先生
特に①は強調しておきます。健康を削って在職中にこだわる必要はありません。まず辞めて休み、その後に活動を始める——という順番も立派な選択肢です。

在職中に転職活動するメリット・デメリット

メリットは「断れる」「ブランクが出ない」「今の会社と比較できる」の3点

みなと(読者代表・35歳)
みなと
断れる、以外にもメリットってありますか?収入が続くのは分かるんですけど、それ以外がイメージできなくて。
ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
大きいのは「比較対象が手元にある」ことかな。面接で他社の話を聞くと、今の会社の良い部分も見えてくる。辞めたあとだと、比べる相手が記憶の中にしかないから、どうしても今の会社が悪者になりがちなんだ。

整理すると、在職中の利点は次の3つに集約されます。

メリット 具体的に効く場面
条件を断れる 年収提示・勤務地・役割が想定と違ったとき、見送る判断ができる
職歴に空白が出ない 書類上の説明が不要になり、面接の時間を志望動機に使える
今の環境と比較できる 「不満の正体」が待遇なのか人間関係なのか、選考を通じて言語化される

デメリットは時間の一点に集約される|特に面接日程がボトルネック

みなと(読者代表・35歳)
みなと
そこなんですよ。平日の日中に面接なんて、どうやって入れるんですか?有給も無限にはないですし、毎回「私用で」って言うのも限界がある気がして。
りこ先生(CDA)
りこ先生
在職中のデメリットは、突き詰めるとほぼすべてが時間の問題です。書類を書く時間、面接の枠、返信の速さ。逆に言えば設計すれば消せる種類の障害なので、後半の具体策で仕組みにしてください。

もうひとつ現実的なデメリットが現職に気づかれるリスクですが、これは対処法が確立されています。進め方の具体は在職中の転職活動 完全ガイド|バレずに進める時間管理&効率化テクニックにまとめています。

退職後に転職活動するメリット・デメリット

メリットは時間と集中|平日日中が自由に使えるのは想像以上に大きい

ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
退職後を選んだ人はみんな「日程調整のストレスがゼロなのが最高だった」って言うんだよね。提示された枠にそのまま「はい」と答えられる。在職中だと味わえない身軽さだと思う。

退職後の利点は明確です。平日の日中がまるごと使えるため、面接日程を企業側に合わせられ、選考のスピードが上がります。書類の作り込みにも時間を割けますし、異業種への転換を狙う場合は学び直しの時間が確保できる点も実利があります。

デメリットは「空白期間」より「焦って決めてしまうこと」

りこ先生(CDA)
りこ先生
退職後の最大のリスクは、実は履歴書の空白ではありません。貯金の残高が減っていく体感が、判断を急がせることです。1か月目と3か月目では、同じ求人票の見え方が変わってしまう。ここを自覚しているかどうかで結果が変わります。
みなと(読者代表・35歳)
みなと
……それ、想像できます。最初は「年収は下げない」って決めてても、3か月経ったら「もうどこでもいい」になりそう。怖いですね。

加えて、退職後は社会保険と税金の負担が自分に来る点も見落とされがちです。健康保険は任意継続か国民健康保険への切り替えが必要になり、国民年金も自己負担に。住民税は前年の所得に課税されるため、収入が止まっている月にも請求が届きます。無収入なのに支出は残る——この構造を先に知っておくかどうかで、必要な貯金額の見積もりが変わります。

お金で判断する|退職後に必要な生活費と失業保険のタイムラグ

自己都合退職は給付制限がある|最初の数か月は無収入前提で計算する

みなと(読者代表・35歳)
みなと
でも辞めたら失業保険が出ますよね?それでしのげるんじゃないですか。
りこ先生(CDA)
りこ先生
ここは誤解が非常に多いところです。雇用保険の基本手当は「辞めた翌月から自動で振り込まれるもの」ではありません。まず7日間の待期期間があり、自己都合退職ならそこに給付制限期間が加わります。さらに認定日を経て入金されるまでのタイムラグもあります。受給できる期間・金額・条件は離職理由や被保険者期間、年齢によって一人ひとり異なりますので、必ずご自身のケースをハローワークで確認してください。

押さえるべきは金額の細部ではなく、「辞めた直後にお金は入ってこない」という時間軸です。その間の生活費は貯金から出すことになります。

必要額は「毎月の生活費 ×(想定活動月数 + 2か月)」で置く

ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
コツは、「決まるまで」じゃなく「初回給与が振り込まれるまで」で数えること。内定が出ても、入社してひと月働いて、そこから給料日が来る。ここで1〜2か月ズレるから、その余白を最初から足しておくといい。
  • ①毎月の固定費を出す:家賃・光熱費・通信費・保険・食費の合計
  • ②退職後にかかる分を足す:健康保険料、国民年金保険料、住民税
  • ③活動月数を置く:内定までの目安は2〜3か月(転職活動はどのくらいかかる?平均期間と短くする5つのコツで内訳を解説)
  • ④さらに2か月ぶんを足す:初回給与までの空白と、長引いたときの保険

計算して「足りている」なら、退職後という選択に現実味があります。「足りない」なら、その事実こそが答えです。気力ではなく計算の問題として決められると、迷いが減ります。

選考で不利になる?空白期間の見られ方と伝え方

短い空白は説明で十分|問題になるのは「長さ」ではなく「説明できないこと」

りこ先生(CDA)
りこ先生
採用担当が見ているのは「その期間、何をしていたか」を本人が説明できるかです。数か月程度なら、理由を一言添えれば流れることがほとんど。逆に長さにかかわらず説明が曖昧だと不安材料になります

不利になりやすいのは、空白そのものより「計画性がないまま辞めた」という印象です。「体調を整える期間を取り、回復したので活動を始めました」のように、期間に目的があったと言えれば、多くの場合マイナスにはなりません。

伝え方は「準備していました」より、やったことを具体で言う

ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
「転職の準備をしていました」だけだと、面接官は何も受け取れないんだよね。「◯◯の資格の勉強をして、△月に受験しました」みたいに固有名詞と時期が入ると、途端に説得力が出る。嘘をつく必要はまったくなくて、やったことをそのまま具体化するだけでいい。
みなと(読者代表・35歳)
みなと
なるほど。空白があるかどうかより、その時間を自分でどう使ったと言えるかなんですね。それなら準備のしようがあります。

そしてこの「何をしていたか」は、辞める前から作れます。在職中のうちに自分の職歴が市場でどう評価されるかを把握しておけば、辞めるかどうかの判断材料になり、同時に「動く前に市場を調べていた」という説明にもなるからです。職歴やスキルを入力すると想定年収が分かる診断ツールは、在職中でも無料で使えます。

在職中の「時間がない」は仕組みで解決できる

面接枠は「聞かれる前に空き時間を伝える」だけで作れる

ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
いちばん効いたのは、応募の段階で「平日は19時以降、水曜と金曜なら日中も調整可能です」と先に書いておくこと。聞かれてから探すと1往復ぶん遅れるし、その遅れが積もると他の候補者に先を越される。

オンライン面接の定着で、始業前・昼休み・終業直後の枠を受け付ける企業は増えました。移動時間が消えるだけで、在職中のハードルは大きく下がっています。「平日日中しか無理」と決めつけず、まず希望時間帯を伝えるところから始めてください。

日程調整と求人の絞り込みはエージェントに任せて往復を減らす

りこ先生(CDA)
りこ先生
在職中の方ほど、自分でやらなくていい作業を手放すのが有効です。日程調整の往復、求人の一次スクリーニング、条件面の確認。ここを預けるだけで、限られた時間を書類と面接準備に集中させられます。

特に30代後半以降で現職と同等以上の待遇を狙うなら、ハイクラス求人を扱うエージェントを1社入れておくと選択肢の幅が変わります。在職中は「求人を探す時間」がいちばん削られるので、ここを人に任せる価値は大きいです。

まだ迷う人へ|3つの質問で決める

みなと(読者代表・35歳)
みなと
理屈は分かったんですが、最後の一押しがほしいです。結局、自分はどっちを選べばいいのか、シンプルに判断する方法ってありますか?
りこ先生(CDA)
りこ先生
上から順に3つ、ご自身に質問してみてください。①心身に不調が出ていますか?→出ているなら退職を優先②活動月数+2か月ぶんの生活費がありますか?→なければ在職中③月に2〜3回の面接枠を作れそうですか?→作れるなら在職中で問題ありません
ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
あと現実的な話をすると、「在職中に始めて、途中で辞める」も選べるんだよね。最初から二択で固める必要はない。まず在職中で始めて、限界を感じたらそのとき辞める判断をすればいい。

なお、辞めると決めたのに退職の意思を伝えられない、引き止めが強くて話が進まない、というケースもあります。その場合の選択肢と注意点は退職代行サービスは使うべき?メリット・デメリットと選び方ガイドで整理しています。

あわせて読みたい関連記事

まとめ

  • 迷っている段階なら在職中が基本。理由は収入の継続より、納得できない条件を断れること
  • ただし①心身の不調 ②退職・雇用終了が確定 ③学び直しが必須なら、先に辞める選択が合理的
  • 退職後の本当のリスクは空白期間ではなく、貯金が減る焦りで判断を急ぐこと
  • 失業保険は辞めてすぐ入金されない。最初の数か月は無収入前提で計算する
  • 必要額は「毎月の生活費 ×(活動月数 + 2か月)」。初回給与までの空白を必ず足す
  • 空白期間は長さより説明できるかどうか。やったことを固有名詞と時期で具体化する
みなと(読者代表・35歳)
みなと
「どっちが正解か」を探してたんですけど、お金と体調で決まる話だったんですね。それなら今夜、生活費を計算するところからやってみます。
ユウタ(管理人・42歳)
ユウタ
それでいい。気合いや根性で決める話じゃないからね。数字を出せば答えは自然に出るし、「在職中しかない」となったら、それは我慢じゃなくて合理的な選択だよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました